2009/06/09

Social Media Press Release

PR-Squaredからソーシャルメディア用プレスリリースのテンプレート、v1.0が2006年5月23日に出ている。そしてつい先頃、2008年4月18日にv1.5が出てきた。

v1.0には、通常のプレスリリース要件に加えて、以下の項目がある。
  1. (目的別に作った)del.icio.usページへのリンクおよびRSSフィード
  2. 写真、MP3・Podcast、画像、ビデオへのリンク
  3. 企業のニュースセクションからのRSSフィード
  4. del.icio.us、Technorati、Diggへの投稿・タグボタン
v1.5では、v1.0に加えて、
  1. 企業のニュースルームへのパーマリンク
  2. OPMLフィード、Share This、Sphere Itボタン
  3. コメント(承認要)
  4. トラックバック
  5. 写真、MP3・Podcast、画像、ビデオのエンベッドコード
が追加されている。
Source:PR-Squared / Social Media Press Release v1.0
Source:PR-Squared / Social Media Press Release v1.5

以前、MultiVu、EdelmanのE-Press Releaseを紹介したが、PR-Sqaredのv1.0もそれらとは大差がなかった。

参考:E-Press Release (Online Ad 2006/12/12)

しかし、v1.5になると、ユーザがコンテンツをコントロールしている現状を理解した上で、修正してきたことが明白だ。写真、画像、ビデオなどのコントロールを企業側が一手に押さえていたv1.0からすると、エンベッドコードを提供したり、コメントやトラックバックを提供することでユーザに提供する自由度が上がっている。

たった3年ほどでこれほど変化した状況がある。

そして、もっとも大きな変化は、これらニュースリリースの送り先には、既成のオンラインメディアもあるが、それ以外に様々なソーシャルメディアスペースのサイト、サービスが考えられていることだ。それは既成オンラインメディアからソーシャルメディアへユーザがシフトしていることからも当然だし、既成オンラインメディアで露出されたコンテンツが、そのユーザだけにとどまらず、その先のユーザにも共有してもらうことが重要だからだ。

いつまでも、四角四面のテキスト一辺倒、サマリもついていないpdfのリンクがあるだけといったプレスリリースを流すことは許されない。新製品のリリースを受けて、Googleしてもどこへも飛んでゆけないプレスリリースページに誘引されるのはネガティブキャンペーンに等しいのでは...?

HubSpotによれば、
  • 毎月、50,000前後のプレスリリースが発信されている
    ということは;
    =一営業日あたり約2,500件
    =一営業時間あたり約300件
    =12秒に1件
になる。

このプレスリリースの海、洪水の中で何をすべきかは明らかだ。

Source:HubSpot / How to Be Smarter Than Your PR Agency (pdf:要登録)

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