米、英、豪、独、仏など世界11カ国のGoogle Newsに引用されたニュースソースの見出しだけを抽出し、スコアに応じたランキングを公表している。スコアは、ニュースが掲出された日時、掲出場所、掲出回数、その他すべてを換算して算出されている。(カナダは英、仏語の両方で算出)
ランキングには以下のものがある。
- 過去8時間での記事ランキング(見出し、ソース、掲出累計時間、スコア、掲出日時)
- 今日の記事ランキング(同)
- 昨日の記事ランキング(同)
- 今週の記事ランキング(同)
- 先週の記事ランキング(同)
- 今月の記事ランキング(同)
- 先月の記事ランキング(同)
- 今年の記事ランキング(同)
- 今月の記事ソースランキング(スコア、平均スコア、記事本数)
- 今年の記事ソースランキング(スコア、平均スコア、記事本数)
- 今月初めてランクインしたソースランキング(スコア、記事本数)
- Reutersが引用記事数13,484本、平均スコア3.54、合計47,769.42
- Forbesは10,004本、平均スコア4.48で、合計44,882.61
- NYTimesは8,296本、平均スコア5.15で、合計42,756.22
この上位25ソース中に、米国以外のニュースサイトとしてランクインしているのは、BBC News、Guardian Unlimited、Reuters.uk、Times Online、IHTだ。
また、全ソース約2,240にはAljazeera、China Daily、Spiegel、Japan Times、Minichi Daily、Yomiuri、Asahiなどの既成メディアに加え、Gizomodo、EngadgetなどのBlogもランキングは低いながら引用されている。
次に、Google News UKが引用する今年の記事ソースランキングの場合(10月31日までの累計)、トップ3は:
- BBCが引用記事本数14,217本、平均スコア5.63、合計80,085.94
- Guardian Unlimitedが13,680本、平均スコア5.20、合計71,224.01
- Reuters.ukが13,757本、平均スコア4.52、合計62,298.22
この中に、英国以外のニュースサイトとしてランクインしているのは、Forbes、Bloomberg、NYTimes、ABC News、Washington Postなど10サイトほどに上っている。
その他、豪、ニュージーランド、インドのランキングにも英米の著名新聞、TVがニュースソースとして上位25位にランクインしている。
また非英語圏の独ではReuters Deutschlandが4位、仏ではReuters.frが8位、伊ではReuters Italiaが2位となっている。
Source:Google News Reports
まず基本的に既成メディアの序列順に引用されているが、例外はGuardian Unlimitedだろう。英高級紙の中でも発行部数が少ないながら、オンラインでは英国でも、米国でも他高級紙を押さえてランキング上位に顔を出している。高く評価されている同紙のデジタル化戦略と、取り組みの早さが奏功している。
参考:The Net Benefit of Digital Publishing
英米ではそれぞれの国の主要新聞が相互露出し、その他英語圏でも英米の主要ニュースメディアが露出、そして非英語圏でのReutersの大半が英語ニュースソースとするとその露出もある。これに非英語圏ユーザが直接、英語ニュースサイトへアクセスすることを考慮すれば、英語のグローバルな影響力が分かる。
英語を使ったオンラインでのグローバルなブランディングが可能だ。英語での情報発信、既成メディアでの報道、SNS・Blogでのコンテンツ共有、拡大・拡散からViral Marketingの可能性が開けている。
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