2006/09/01

Nokia calls up Oldman for ad campaign

ハリーポッターシリーズのシリウスブラック役、Gary OldmanをフィーチャーしたNokiaのキャンペーンは、携帯電話、デジカメ、ビデオ、音楽プレイヤー機能を搭載したN93をテコに、音楽ダウンロード市場でAppleを追撃するため、NokiaがLoudeyeを6,000万㌦で買収すると発表した後に開始されている。キャンペーンは、イギリスの映画館、新聞やオンライン広告、そしてNokia Nシリーズスタジオというビデオアップロードサイトでも繰り広げられている。

このキャンペーンは4月にオープンしたNokia Nシリーズスタジオサイトの本格的なプロモーションともなっている。このサイトは、MySpaceやYouTubeのように音楽、ビデオクリップをアップロードさせ、メディアコンテンツを消費するのではなく、コンテンツ自体を創造するというシフトを後押しするものだと、Richard Ferguson (Nokia Multimedia UKのジョイントマーケティングマネジャー) は語っている。

Source:Guardian

2006年Q2の全世界での携帯電話の金額シェアを見ると、Nokiaが33.6%、Motorolaが21.9%、Samsungが11.1%、Sony Ericssonが6.7%、LGが6.3%となっている。Gartnerは、Q2の勝者は新機種を投入し、4.2%のシェアアップを果たしたMotorolaであり、Nokiaに対してはN72などの多機能機種を投入予定だが、機能性よりもファッションや軽量機種を求める消費者に対応する必要もあると判断している。

Source:Xbit Laboratories (from Gartner)

しかし、ここではApple追撃のマーケティング戦略として、既存メディアでは対応できないSNSブームを活用したNokiaに軍配を上げるべきだろう。コンテンツを創造し、共有するSNSを後押し、露出を増加させることは、NokiaブランドのSNS内での確立にもつながるからだ。

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