先 日、BBとオンラインビデオ広告を取り上げたので、OPA (Online Publishers Association) が行ったオンラインビデオ視聴に関する調査を紹介する。これは2006年2月1日から9日まで、米国のオンライン人口を代表するサンプルとして、 1,241人のインターネットユーザ(12歳から64歳)を対象として行われた。
まず オンラインでのビデオ視聴が常態化している。
毎日試聴するのが5%、少なくとも週に一回は試聴するのが24%。46%が月に一回は試聴している。また、一度でもビデオを試聴したのは69%に達している。
視聴者を見てみると、男性、30代、既婚、10万㌦以上の年収、高学歴、BB化というパターンが浮かび上がってくる。このグループが、「デジタルイノベーター・アーリーアダプター層」を形成している。
全 体としても、URLをメールで友人などに送信するのが48%、リンクのある受信メールを転送するのが44%、ビデオページにある「Send to a friend」ボタンを使うのが31%、電話でビデオを教えるのが31%もいる。ビデオ視聴者こそ、口コミ伝道者(Viral Marketer)ともいえる。
そして、 最もオンラインで視聴されるのはニュースおよび娯楽ビデオだ。ニュースビデオを毎日試聴するのは6%、週に何回か試聴するのは14%。娯楽ビデオを毎日試聴するのは5%、週に何回か試聴するのは12%だ。
加えて、30分以下の短編映画を毎週試聴するのは2%、週に何回か試聴するのは6%。ビジネス・ファイナンス系のニュースビデオを毎週試聴するのは2%、週に何回か試聴するのは4%となっている。
また、平均すると40%の視聴者が、ビデオ画面にある関連リンクをクリックし、ビデオで紹介されたWebへアクセスしている。また、ビデオコンテンツをより知るためにGoogleやYahoo!を使って調べるのが33%、ビデオ視聴時にポップアップやテキストをクリックするのも17%いる。
● オンラインビデオ視聴は多くのインターネットユーザにとり、常態化しており、毎日視聴する5%はヘビーユーザであり、アーリーアダプター層を構成=男性、若年層、独身、BBユーザ、高学歴・収入
● YouTubeなどの特定サイトが人気だが、行き当たりばったり的なアクセスも一般的
● オンラインビデオの共有が常態化し、トラフィック増加が見込めるため、オンラインビデオコンテンツプロバイダーは口コミ側面を有効活用するチャンス
● ユーザはオンラインビデオ広告を視聴、関連リンク・Webサイト・購入などのアクションを起こす
Source:OPA (pdf)
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